社内報担当の皆さんこんにちは。
社員の皆さんに向けて、会社の方針や取り組みについて発信している社内報。しかし、単に読者を社員向けるのでなく、その働く社員の背景にいるご家族も読者として視点を当ててみると、違う効果を生み出すことができ、結果、社員のモチベーションへの向上へとつながります。
ご家族にとって、子どもや兄妹、夫や妻などの勤め先がどのような取り組みをしていて、どのような形で社会に貢献しているのかは大きな関心事です。ご家族が読んでも理解・共感できる社内報にしていくためのひと工夫を紹介します。
家族が読者になると生まれる効果
日々の業務に取り組む皆さんを支えているのは、他ならぬご家族の皆さん。とはいえ、本人がどのような人たちとどのような環境で働き、どのような役割を担っているのかなど、働く姿を実際に見ることはなかなかできません。家庭では見えない部分を共有することで、ご家族からの職場に対する信頼を深めることができ、家庭内の会話のきっかけや、家族に対するリスペクトが自然と生まれます。さらに、会社への理解が高まることで仕事への協力が得られやすくなるなど、業務を遂行しやすい環境づくりにつながります。ご家族にも伝わる紙面づくりの意識により、社員と会社の関係をより強く、温かいものにすることができます。
説明がなくても読める表現になっているか
ご家族にも伝わる内容にするためには、「補足の説明をしなくても読めるかどうか」がひとつの指標になります。社内で使われている社内用語や専門用語は、働いている社員は理解できていても、業界に精通していない限り意味が通じない可能性がとても高いです。誰が読んでも分かりやすい言葉を選ぶことを意識してみましょう。ポイントは、文章を「一文一意」で書くこと、目的語を明確にすることです。ただ砕けた文章にすればいいというのではなく、読み手の知識レベルを前提として足りない部分を補う配慮が必要です。
家族も会社の一員として捉えよう
ご家族は会社と直接的な関係はなくとも、社員の働きに大きな影響を与えている存在です。会社の“一員”という想いで企画内容や紙面構成を考えると、書くべきことやレイアウトの判断軸が見えてくるでしょう。また、読んでもらうには紙面の見た目にもこだわりましょう。 “プレスリリースっぽさ”をなくし、雑誌のような読みやすいレイアウトを心がけましょう。
・事実の羅列だけではなく、キャッチーなタイトルや見出しを活用
・人物にフォーカスした写真で普段見られないリアルな働く姿を見せる(働く仲間や作業風景)
・情報は詰め込みすぎず、誌面に“余白”を設けて緩急をつける など
社内報の読者は社員だけ―という考えを一歩越えたところに、「伝える社内報」から「伝わる社内報」への変化があります。大切なことは、社員がご家族に自然と「見せたくなる」と思うことです。ご家族が応援したくなる職場づくりに、社内報を活用していきましょう。
<↓家族向けの企画を考えよう>
<ディレクターY>
普段見慣れている職場風景も、ご家族にとっては新鮮そのもの。
新たな一面の発見や安心感にもつながりますね!