社内報も「アテンション・デトックス」を意識しよう

社内報ご担当者の皆様、こんにちは。6月は梅雨入りで湿度が高いため、心身ともに疲れやすく集中力が落ちやすい季節ですね。

4月から始まった新体制の業務が本格化し、プロジェクトの進捗管理や目標設定など、扱う情報量もタスク量も一気に増える時期。会議やイベントも重なり、気づけば脳も体もオーバーヒート寸前…という人も多いのではないでしょうか。

脳のキャパが限界に近づく6月に発行する社内報こそ、今年の注目テーマである「アテンション・デトックス」を取り入れる価値があります。

 

アテンション・デトックスとは

アテンション・デトックスとは、情報やコミュニケーションによって細切れに奪われがちな注意力(アテンション)を、意識的に休ませる考え方です。スマホやSNSを完全に断つのではなく、通知・タイムライン・おすすめ表示などで注意が引っ張られ、集中が分断される状態を減らすことを指します。

現代はデジタルな刺激があまりにも多い時代です。スマホからはLINEやSNSの通知が休む間もなく届き、タイムラインは更新され続けます。こうした絶え間ない情報の波が集中力を奪い、注意が散漫になり、精神的な疲労を引き起こします。

その反動として、最近は少人数・オフラインで楽しむ体験に注目が集まっています。この観点からすれば、紙の社内報は余計な通知に邪魔されず、必要な情報とじっくり向き合えるオフラインの媒体であり、まさにアテンション・デトックスな存在といえます。

 

社内報も情報量を減らしてアテンション・デトックス

とはいえ、紙の社内報は限られたページ数に多くの情報を詰め込みがちで、情報過多になりやすい媒体でもあります。脳が疲れている状態では、びっしり詰まった文字情報はなかなか頭に入ってきません。

そこで、コンテンツには「本当に必要な情報だけ」を選んで入れるようにしましょう。例えば、これまで1ページに4人を紹介していた企画があるなら、思い切って1人に絞り、その人の想いやストーリーを丁寧に伝える構成にするのです。文章量も削り、読み切れる安心感のある誌面に整えることで、読者の負担が大きく減ります。

レイアウトも「引き算の美学」を意識しましょう。写真は大きく、テキストは最小限に。余白をしっかり取り、色遣いは透明感のある淡いトーンでまとめると、今のトレンドである “清潔ミニマル” なデザインに仕上がります。

 

アテンション・デトックスなコンテンツ展開

誌面の内容にアテンション・デトックスにつながるテーマを取り入れると、見た目だけでなく読み心地にも奥行きが生まれます。

例えば、

・〇〇さんのおすすめデトックス法

・◇◇さんの集中力の高め方

・△△さんのデスク周りの断捨離術

など、社員のリアルな工夫を紹介するのも効果的です。

また、座談会企画として「不要な会議を減らすには?」をテーマに話し合うのも、読者の共感を呼び、実務にも役立つ内容になりますね。

 

社員の注意力を高めて業務パフォーマンスを上げるためにも、社内報でアテンション・デトックスを進めてみませんか。

 

<関連記事>

読みやすい紙面を目指す! 文章ダイエット講座

長い原稿を読まれるメッセージに変えるための一工夫

 


<ディレクター 西田>

デトックスとは、脳の余白を取り戻すこと。余白がある人ほど、仕事が速く、ミスが少なく、創造的になるそうです。
私こそ、文章も構成案もアテンション・デトックスしなくては…自宅はがんばって断捨離してるんですけどね。