社内報の定番企画は、毎回似たような誌面になってしまうこともしばしば。マンネリ化で悩んでいる場合は、“過去の情報”の助けを借りてみてはいかがでしょうか。
社内報には未来志向のメッセージや会社の“今”を伝える記事が多いですが、過去の経験や出来事を振り返ることも大切です。未来を切り開く新しい発想や気づきを与えてくれるかもしれません。
ベテランには「今昔物語」を語ってもらう

新しく取締役や管理職に昇進した人の紹介は、抱負メッセージが中心になることが多く、そのままではどうしても既視感のあるコンテンツになってしまいます。そこでプロフィール欄を設け、その中で「入社時から変わったことは?」など、過去と対比できるQ&Aを加えてみましょう。長年経験を積んできた人なら、入社時からの変化も大きいはずです。
「今はペーパーレスが浸透し、商談資料は事前にメールでデータを付けて提出するのが当たり前になっていますが、当時はいつも分厚い紙の資料を持ち歩いて商談に行っていました。もちろん、商談後は会社に戻って紙の報告書をひたすら書いていました」
「入社したころは、パソコンというのは部署みんなで共有するものでした。一人一台が当たり前になって驚いています」
プロフィール欄というちょっとしたスペースでも、会社の歩みと変化の一端を伝える内容を加えることで「長年貢献してくれた人」ならではの含蓄あるエピソードが出てくるかもしれません。
過去のニュースには、今につながる学びがある

数年前に伝えたニュースをもう一度紹介してみるのもオススメです。もちろん当時の記事をそのまま掲載するのではなく、今の視点や情報を追加し、再編集してください。
たとえば数年前の号で新製品のリリース情報をお知らせとして載せていたなら、当時の掲載誌面とともに、担当者の「当時はこんな苦労があった」「開発時に培った技術は、今も他の製品で生かされている」などの振り返りコメントや現在の状況をあわせて掲載してみましょう。今読んでも学びのある内容になります。
永年勤続者を入社時の時事ネタでプレイバック!

永年勤続の社員を紹介するときは、対象者が入社した年に起きた出来事をコラムとして一緒に載せると、当時を振り返ってもらうきっかけになります。たとえば、今年(2026年)で勤続30年の方がいる場合、以下のような時事ネタを30年前(1996年)の振り返りとしてまとめてみましょう。
- 東京ビッグサイト(東京国際展示場)開場
- 「Yahoo! JAPAN」サービス開始
- ルーズソックスが流行
- ポケットモンスター、たまごっちがヒット
- ポータブルMDプレーヤーが発売
対象者から「街中ルーズソックスの子ばかりでした」「MDプレーヤーを使っていましたが、編集が大変でした!」など、当時ならではのあるあるコメントを引き出せれば、よりリアルに当時の様子が伝わる、読む人を引き付けるコンテンツに仕上がります。
「古い」ネタをどう料理するかは、編集者の腕次第。“今”をうまく加えるなどの味付け次第で“昔の話”も読みたくなるスパイスに変身します。ぜひ挑戦してみてください。
〈関連記事〉

