「読まれる社内報」にするために。 読者参加コーナーを活用しよう!

社内報がきちんと読まれているかが不安…。そんなご担当者様も多いのではないでしょうか。経営方針の浸透や、社内コミュニケーションの活性化など、どんな発行目的も社内報が読まれないことには達成のしようがありません。

社内報をより読まれる媒体にするには、読者の参加型企画を増やし、社員の参加率を上げるのが効果的です。自分が載っている、あるいは自分が関係しているコーナーが掲載されていると、読者は気になって誌面を開くもの。それはそのまま、他のページにも目を通すきっかけになります。

より多くの社員に参加してもらうには、参加する上で特別な知識などを必要としない、難易度の高くない企画にしたほうがよいでしょう。どんな内容であればそのような狙いにつなげやすいか、ご紹介します。

 

言葉、食べ物、観光地。社員の「地元ネタ」は話題の宝庫!

さまざまな地域の出身者が社内にいる場合は、社員の「地元ネタ」で企画を組んでみましょう。

一例として、社員の出身地の方言に着目し「この方言の意味、わかりますか?」というテーマで、各地の方言の意味を当てるクイズを掲載してみるのはいかがでしょうか。たとえば、下記の2文について、下線部の意味は分かりますか?

 

・今日は熱が高くて体がえらい

・体がこわいから今日はゆっくりお風呂に入りたい

 

正解は、どちらも「疲れた」「だるい」です。この意味での「えらい」は東海地方など、「こわい」は北海道・東北などで使われています。

「体がえらい!」と言われても「えらい」=「偉い」(身分や地位が高い)だと思っている他地域の人は戸惑うのではないでしょうか。地方出身者はこのような「方言が伝わらない」経験を持っていてもおかしくありません。そうした経験から言葉を選べば、ユニークな作問ができるはずです。

また、クイズという形のコーナーを置くことで、読者は誌面を能動的に読むようになります。他のページにも目を移し、自ら読み進めるきっかけになりやすいといえます。

言葉の話題に限らず、観光名所を紹介したり、ご当地グルメを紹介したりしてもよいでしょう。このように、地域性のある話題は種類が非常に豊富です。また、寄稿者は自分の育った地域に関して知っていることを紹介すればOKなので、原稿作成の負担もそこまで重くないでしょう。

各地域に縁のある社員に一人ずつ登場してもらい、多くの社員に参加を促して関心を惹きつけましょう。

 

○○社版「今年の漢字」

年の瀬が近づくと、世間の注目を集めるのが「今年の漢字」

年末に発行する社内報をこれから制作するご担当者さまは、これを社内報で行ってみてはいかがでしょうか。社員に「今年の漢字」と「なぜその漢字を選んだのか」をアンケートで聞き、最多得票の漢字一字を貴社の「今年の漢字」に決定します。漢字を選ぶ観点を統一するために「今年一年の仕事を振り返って選ぶ」ルールを設けるとよいでしょう。

ランキングで一位になった漢字は、経営トップ層、可能であれば社長に毛筆で書いてもらえるよう、依頼してみましょう。清水寺のイベントでの発表さながら、毛筆の「今年の漢字」を誌面に大きく掲載すれば、インパクトが強まり「今年の漢字」は漏れなく社員に伝わるでしょう。さらに、毛筆の字は活字に比べて、感情に強く訴えかけます。感情を伴ったその字は、社員の記憶に残りやすくなります。つまり、「今年の漢字」を通したその年の振り返りを、従業員間の共通認識として持ってもらいやすくするという狙いがあります。新年以降、社員の足並みをそろえ、同じ思いで社業に向かう一体感を生むことも期待できることでしょう。

また、自分の選んだ漢字が何位なのかも、社員としては気になるところ。毎年の定番企画となっていけば「今年は何の漢字が選ばれるだろう?」と社員も気になり、結果知りたさに社内報に目を通すようになれば「社内報を読む」ということを習慣化させることにつながっていきます。

 

 

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社内報の発行目的は、広く読まれて初めて成し遂げられるものです。

ページを開くきっかけを継続的に作り出し、読者が積極的に手を伸ばす社内報にしていきましょう。

 

 


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ディレクター:今枝
茨城県出身です。地元にいた頃は「おもしろい」という意味で「おもしい」と言っていましたが、地元を離れると通じず、びっくりしました。「え、漬物?」と返されたこともあります。重石(おもし)ではありません…。