社内報が読まれやすい環境づくり

「社内報を作ってみたはいいものの、それぞれのデスクに置くだけでは読んでもらえない」そんなお悩みを抱える社内報ご担当者さま、多いのではないでしょうか?

社内報は個人に配っておわり!ではありません。社内報がもっと読まれ、かつ参加してもらうためには、社内の環境づくりも必要です。そこで今回は、もっと読まれるアイデアを社内の環境面からご紹介いたします。

 

ステップ1

導線を考えた場所に社内報を置いてみよう!

洋服店や雑貨屋さんなどでは、お客さまが店内に入店してからの導線を意識して商品が配置されていますよね。社内報もこれと同じ。つまり、お店のディスプレイやレイアウトと同じ意識で考えてみることが大切です。もっと読んでもらうためには社員の導線を意識して配置する必要があります。

社内報の公開範囲にもよってくるので一概には言えませんが、例えば社員がよく利用する食堂・休憩所のラックに社内報を入れておく、生産現場の掲示版に掲示するなど、社内生活の中で必ず社内報が目に触れる環境づくりがポイントです。電子書籍で社内報を配信している場合は、こういった場所に誰もが自由に使用できる端末を置いてみましょう。

 

社員の導線を観察してみると社内報の置き場所が分かってきます。人のよく行き交う場所や手にとってもらいやすいポイントがみつかったら、記録しておくと社内報のみならず広報に必ず役立ちますよ。

「すでに導線は意識している」という上級者は、目につきやすい目線の高さも意識して配置を考えてみましょう! 配置のヒントは、ショッピングモールや雑貨屋さんにたくさんありますよ。ぜひ意識してみてくださいね。

 

ステップ2

ポップをつけてみよう!

「食堂などのラックに入れているけど読まれない」という場合は、もうひと工夫してみましょう。

本屋さんによく手書きのポップがつけてありますよね。社内報も同じく、ポップをつけることで手にとってもらえる可能性がぐっと高まります。

「字が汚い」「デザインのセンスがないから無理」という心配は無用! 手書きで描くことでしか伝わらない想いや、手書きならでは“味”が、社内報を手にとる気にさせるものです。

ポップの制作は気軽に取り組んでみましょう。例えば「社内報最新号!」などのポップなら一つ作っておけば毎号使えます。さらに効果を出したいならば特集に合わせてポップをつけてみましょう。社員旅行を特集した号であれば「社員旅行を大特集!」など、内容が分かるキャッチをつけると効果アップが狙えます。

 

ステップ3

社内報は読みやすい状態で置く

休憩室や待合室にちょっとした机がある場合は、社内報を平積みにして並べてもらいましょう。平積みはラックに入れたままよりも閲覧率は高まります。

また閲覧用としてバックナンバーをファイリングしたものを側に置いておくと過去号も見てもらいやすくなります。もちろんファイリングするファイルやバインダーにもひと工夫を。社内報ロゴを表紙に貼って分かりやすくする、オリジナルバインダーをつくるなどの一手間が、読む気にさせるものです。

人気企画があれば、その企画だけをスクラップしたファイルをつくってもいいですね。

 

スッテプ4

ボトムアップできる“しかけ”をつくりましょう

食堂・掲示板など、社内報を設置している場所の近くに、読者の意見をボトムアップできるしかけをつくりましょう。

例えば、アンケート回収BOXやご意見箱、投稿フォームへのQRコード掲示など、社員が参加しやすい方法をチョイスして取り入れてみてください。

回答率を気にされると思いますが、まずは読者の意見を取り入れる姿勢を見せることが大切です。

 

ぜひ試してみてくださいね。


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【執筆者】

ディレクター 後藤

台湾料理・味仙のアフリカンに挑戦し、挫折しました。

名古屋に寄られた際は、ぜひ試してみてくださいね。