ワンランク上の表紙写真を! 撮影の段取りと注意ポイント

表紙は社内報を代表する「顔」。どんなに魅力的なコンテンツが詰まっていても、表紙のデザインに魅力がないといくら社員であっても中を開いて読んでもらえない可能性があります。

表紙は、タイトルロゴやキャッチコピー、写真やイラストなどのメインビジュアルなどで構成されます。どんな表紙にするのかは、社内報発刊の目的やターゲットなどのコンセプトによって決まります。

今回は、表紙のメインビジュアルとしては王道中の王道ともいえる「写真」を使った表紙を作る場合の進め方と、注意ポイントをお伝えします。

 

■イメージを固めよう

表紙用に撮影する場合、まず必要になるのが「撮影ラフ」です。撮影ラフとは「こんな写真を撮りたい」というイメージを手書きのイラストなどで表現したものです。具体的には、次の3点を決めておきましょう。

❶どのアングルで撮影するか

❷撮影する構図とポーズ

❸被写体が複数人いる場合は、並び順や位置

 

 

■「映える」写真のためには屋外撮影もおすすめ


例えば特集のテーマが座談会で、表紙にはその座談会のメンバーに出てもらうことになったとします。そのまま会議室で撮影した場合に「写真がいまいち映えないな…」と悩んだ経験はありませんか。

青白い蛍光灯の光の下では、撮影用ライトを設置しない限り顔色が悪く写ってしまいがち。また室内の調度品が無機質な事務机やホワイトボードでは無味乾燥になってしまいますし、逆に高級感のある黒革の大きなソファや装飾の壷など、立派すぎる調度品では、かしこまった印象になり過ぎてしまい、よほどポーズやアングルを工夫しないと魅力的な写真にはなり得ません。

その場合は思い切って、会議室から移動してもらうことをおすすめします。もし天気がよいなら、光の差し込むオープンなカフェテリア(あれば)や、社屋近くの公園や広場など、自然光が入る場所で撮影してみましょう。撮影される方も表情が明るくなり、生き生きとした写真が撮りやすくなります。移動する時間やふさわしい場所が近くになければ、会社のエントランスなど開放感のある場所を探しましょう。会議室よりは魅力的な写真が撮れるはずです。

 

 

■屋外撮影の際はロケハンで事前にリサーチを

屋外で撮影することを決めたら、スムーズな進行をするためにも当日までに「ロケハン」をしておきましょう。ロケハンとは、ロケーション・ハンティングの略で、事前にロケ地を探すことを意味する和製英語です。その際に、次の4点をしっかり確認しておいてください。

❶撮影場所への移動時間

❷広さと環境

❸斜光の向きや強さ

❹撮影許可の有無

なお、天候が荒れた場合に備え、別の撮影場所候補も考えておきましょう。

 

 

■個別撮影し、切り抜き写真でひと工夫


個別に撮影し、切り抜き写真を配置する方法もあります。デザインの自由度が広がるので、さまざまな見せ方ができます。また個別に撮影するので、集合写真を撮る日に全員が集まれないときにも使える方法です。そのときもバストアップにするのか、全身にするのか、あらかじめラフを書いて決めておきましょう。表情やポーズについても具体的にイメージしておいてください。

撮影時の注意点としては、無地の壁紙の前で撮影すること。物が多く、ごちゃごちゃとしたものが背景に写り込むと、どこからどこまでが人物なのかが判別しにくいため、デザイナーが写真を切り抜くときにミスが起きる恐れがあります。

 

 

■撮影時はマスクを外して

意外と忘れがちなのが、マスクを外すことです。感染防止に十分配慮した上で撮影される方のみマスクを外していただきましょう。また、マスクの中は蒸れやすいため、女性は化粧が崩れがちになります。表紙の撮影に限らず、撮影の際にはメイクや表情チェックのために手鏡を用意しておくことをおすすめします。

 

 

いかがでしょうか。

これらは撮影に関するほんの一部のポイントにはなりますが、これらを参考に、少しでも「表紙映え」する写真を撮ってみてください!

 


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ディレクター 大原

マスクを外す撮影の際にはマスクケースを用意しておくと丁寧ですね。撮影は段取りが大切! 当日の動きをイメージして、準備を進めておきましょう。