【社内報】年末号こそ1年を振り返るチャンス!

社内報担当の皆さまこんにちは。

そろそろ年末号の準備に取り掛かる時期だと思いますが、1年を締めくくる号だからこそ、やっておきたい。いや、やるべき企画があるのをご存じでしょうか?

その企画とは……。

ずばり、

ダイジェスト!

です。

ダイジェストとは、要約のこと。

ほら、テレビを見ていても番組改編の時期は「面白映像」や「警察24時」といった番組をまとめた番組が多いじゃないですか。1つのテーマで面白いところだけをまとめる手法は、目を引くだけじゃなく、過去に制作したデータを流用できるのが最大の利点ですが、情報の流用ゆえに手抜きなんて思われることもしばしば……。なので敬遠しがちですけど、定番ゆえの安心感があるのもまた事実。

そこで今回は、脱定番を図ることができる、ダイジェストだからこその見せ方、伝え方をご紹介します。

【1】ランキング形式で紹介!

これはもう1番確実な方法です。今年1年で面白かった記事を社内アンケートで集計し、ランキングで紹介すればOK‼ 追加取材で当事者にランクインの感想と当時を振り返るコメントを掲載すれば、より記事感が強調されていいかと思います。

【2】読者投稿を一気見せ!

「同僚が出ている!」、「憧れのあの人の投稿だ!」など、読者投稿の企画は根強い人気があります。編集部内でも楽しみにしている人は多いことでしょう。1年間で面白かった投稿を選りすぐって紹介すれば目を引くこと間違いナシ……、なのですが、ただ単に面白かった投稿を集めただけでは読者に企画の意図が伝わりません。「なぜもう1度、この投稿を紹介するのか?」が分かるように気を付けてください。

【3】編集部の独断で選ぶ注目記事!

なかば強引ですが、こうした節目のタイミングだからこそ制作者の思いを伝えるチャンスでもあります! 制作時の苦労話を交えて記事にすると、親しみを感じてもらえて印象に残る可能性UP‼ 「取材が大変だった企画ベスト3」というような、いかにも裏話がありそうな企画を集めると面白い記事になると思います。また、編集部がどのような視点で企画を考えているのか? どうやって紹介する部署を選んでいるのか? など、作り手にしか分からないことを意識して記事にするとより興味を持ってもらえることでしょう。

いかがでしたか。ただ、ダイジェストで最も気を付けなければいけないのは、「今につながる●●」です。振り返ってみて、当事者が“今”だからこそ言える、思えるといった内容を取り込むことが必須なので注意してください。


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宮沢

この記事はテレビ特番の「警視庁24時」を見て思いつきました。ネタ探しに困ったときは、意外にもテレビの企画が参考になるのかも知れません。