読んでもらうための配布方法を考えよう!

普段の忙しい業務の間を縫って制作に取り組んだ社内報。やっとの思いで完成、そして納品されました!

さて、あなたはその社内報をどのように配布していらっしゃいますか。

社員の机の上に社内報だけを置いておくだけ?

拠点が多い企業だから、各拠点に郵送するだけ?

このような「配布しっぱなし状態」にはなっていませんでしょうか。

想いを込めて制作した社内報でも、社内報を積極的に読んでもらう工夫をしていない企業では、残念ながら放置されたり、読まずに捨てられたりすることもあるでしょう。

そこで、次の「想いの伝わる配布方法」を実践して、多くの社員に社内報を読んでもらえる習慣づけを行ってみてはいかがでしょうか。

1. イントラネットで告知する

社内でイントラネットを活用している企業では、イントラネットで社内報配布の告知をしてみましょう。

「本日、社内報『あおい』Vol.3を配布しました。今号はコロナ禍の社員の皆さんの過ごし方を特集。自宅でBBQ!? ホームシアター!? うらやましくなっちゃう過ごし方をしているツワモノも! ぜひ皆さん、手に取って読んでくださいね。」

など、社内報の内容を一部ピックアップして「おもしろそう!」と目を惹くキャッチを考えてみてください。

2. 朝礼、配布先で直接顔を突き合わせて告知する

シンプルな方法ですが、対面での配布が一番効果的です。

「本日、社内報『あおい』Vol.3を配布しました。今回の青森事業所の田辺さんの記事は、私が現地に行って取材しました。事業所開設当初の奮闘話が聞けて、有意義な時間を過ごせました」

など、社内報制作に携わった人の思いや苦労話などを伝えることで、「これは読まないとな」という気持ちにさせることができるでしょう。

3. 社員の自宅に発送する

「社員の家族にも社内報を読んでもらいたい」という企業は、社員の家族にもシェアできる自宅に送るのもよいでしょう。

社内報以外にも誌面に関連した福利厚生の申込書やアンケートなどを同封することもできます。

発送件数が多い場合は業者への委託も検討してみましょう。封入作業からラベル貼付、発送作業までワンストップで作業してもらえるので、作業負担を大きく減らすことができます。

ただし、社内報という性質上、個人情報が掲載されていることがあるため、社員とそのご家族には取り扱いに十分注意してもらうことが必要です。

いかがでしょうか。

社内報は「作って終わり」ではなく、社員に読んでもらうことがとても大切です。

配布したら、感想を聞いてみたり、アンケートをとってみたりして、「この企画がおもしろかった」「全体的に文字が多くて読んでいない」といった社員の意見を汲み取って、次号の社内報に反映していきましょう。

社内報が社員同士の交流が生まれるツールになれるよう、配布の仕方にもこだわってみてください。


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執筆者:ディレクター 大原

ジャンガリアンハムスターを飼い始めました。昨日、はじめて部屋でのお散歩をさせたらすぐに見失いました(しばらくして出てきた)。