社内報で社員の「ITリテラシー」を底上げ!

DXの推進を図る企業は増える一方ですが、その推進にあたり「社員のITリテラシーが低いこと」が弊害になっているケースがあるといわれています。

どれだけ社内のDXを推し進めても、肝心の社員がその環境を活用できなくては意味がありません。また、社員のITリテラシーが低いことは、情報漏洩のリスクや、SNSの炎上リスクなども生みます。ありとあらゆる仕事にデジタルがかかわる現代で、これからのビジネスを渡り歩くには十分なITリテラシーが不可欠です。

つまるところ、社員のITリテラシーにおいて見過ごせないのは、モラル・セキュリティに関する知見は個々人によって差があることでしょう。その差を均一にすることが、企業としてのリスク低減につながります。

社内のITリテラシーを底上げするためは、社内報で基礎を広く伝えることが有効です。ここでは、社内報を通した社員のITリテラシー底上げについてご紹介します。

 

ITリテラシー向上に役立つ企画案

・身近なところから気をつけよう。IT身だしなみチェック!

炎上や情報漏洩は、多くが不注意から生まれます。一人一人の身近な立ち居振る舞いを振り返ってもらうべく、普段から気をつけてほしいことをリストアップしましょう。

たとえば「職場で撮影した写真を、SNSなどにアップしていませんか?」という項目を立てるとします。SNSに投稿された写真から会社が特定され、炎上につながるケースが後を絶ちません。また、創立記念日やイベントのあった日に撮影した集合写真を個人のSNSに掲載したら、背景の掲示物から情報が流出…という事態も考えられます。職場での写真撮影は基本的にNGとするなど、合わせて方針を明示できるとよいでしょう。

あるいは「USBで、社外のPCとデータをやり取りしていませんか?」という項目も考えられます。たとえば、USBで仕事のデータを抜き出して、自宅のPCなど社外の端末で作業をした結果、ウイルスに感染してしまうというケースがあります。ウイルスによって、会社で制御できないPCから情報が流出してしまっても、会社では防ぎようがありません。

USBは許可されたPC以外では使用しないか、そもそも社内であってもクラウドやデータ受け渡しサービスを活用するなど、対策を示しておくとよいでしょう。

 

・トラブルを回避! ITヒヤリハット

 

トラブルになりそうだった事例をもとに、防止策を社内で共有する企画です。

たとえば「取引先への一斉メールで、BCCではなくCCで送ろうとしてしまっていた。アドレスの流出となりかねない事態だった」というケース。もし実際に送ってしまっていたら、個人情報の流出になってしまいます。

こういった事例に対して、事故防止のためにできる取り組みを紹介してみましょう。たとえば上記の例なら、取引先へ送るメールでは必ず宛先の指差し確認をしたり、上長の確認を受けてから送付したりするなどの対策が考えられます。また、そもそも複数の顧客に対してCC・BCCを問わず一斉送信を禁止するなどの抜本的対策も有効でしょう。

ヒヤリハットの事例は実際に社内で募集してみると、より現場の実態に即したケースが集まります。ITリテラシーに関心がない社員にも、身近な例から学ぶことで「自分ごと」と思ってもらい、リテラシー向上のきっかけとしていきましょう。

 

どの世代にも必要な知識だからこそ、社内報でカバーしよう!

「デジタルネイティブ」と呼ばれる若い世代も、スマホなどの操作にこそ慣れていても、ビジネスで必要なITリテラシーに精通しているとは限りません。

誰にとっても必要な知識であるからこそ、個々人で差がつかないよう、ITリテラシーは社内報で底上げを図っていきましょう!

 

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ディレクター:今枝
「デジタルタトゥー」なる言葉もある時代です。インターネット上での間違いは、思うように消えてくれないこともあります。企業の情報を発信する際は「デジタルタトゥー」を生まないよう、十分気をつけましょう。