とびら?奥付? 社内報の基本構成を理解しよう

「とびらって何?」「奥付ってなんのこと?」社内報ご担当者さまからよくいただく質問です。

社内報は本文部分以外に、表紙やとびらなどの多くの要素から成り立っていますが、意外とその役割については深く知らない…そんなご担当者さま、実は多いのではないでしょうか?

社内報を構成する各要素の役割を理解することで、ページ数が多くてもまとまりがある社内報をつくることができますよ。

 

それでは、社内報の基本構成をそれぞれ詳しく解説していきます。

社内報の基本構成を理解しよう

 

表紙

社内報の“顔”である表紙。表紙はできるだけ構成として自立させた方が高級感がでます。見出しなど開いてもらうための工夫以外との共存は避け、読者が手にとりたくなる表紙を目指しましょう!

 

序文(まえがき)

著者や編者の意向で用意されているページ。

省略される場合もありますが、発行にあたっての想いを語る場としてや、序文を置いたほうがより理解されやすいと考える場合に活用されます。ページ数が少ない社内報ではあまり見受けられませんが、社史や記念誌などではよく見掛けます。

 

目次

章や節の見出しを一覧にしてノンブルを記載しています。

どんな内容が何ページにのっているか、本のナビゲーションをするものです。

 

 

中とびら

本文の前に用意されるもので、独立した編や章の区切りとなるページです。

中とびらを置くことで読者にそれぞれの企画の区切りを示すことができます。ページ数が多い場合、ページがもったいないと思わずぜひ積極的に取り入れてみてください。驚くほど見やすくなりますよ。また、ビジュアルにもこだわれば、読者に企画への期待感を持たせ、読み飛ばされにくくなります。

 

 

あとがき

著者の解説や執筆の経緯、補足などが記載されます。多くの社内報の場合、編集後記がこの役割を果たしています。

 

 

索引

本文中の用語やキーワードなどを一覧にして出現ページを記載します。専門誌や学習を目的とした冊子の場合は付けた方が親切です。

 

 

奥付

書名、発行元、連絡先や印刷会社など、社内報に関する情報を記載します。

 

 

各構成要素は、読者に読んでもらうために必要なもの

今回解説した社内報の各構成は、読者により分かりやすく理解してもらうために必要なものです。

できるだけこの構成を鑑みた方が、より自然に・より集中して社内報を読んでもらいやすくなります。ページ数が少ない場合でも、序文と目次をあわせて1ページにまとめる、編集後記と奥付をまとめるなど工夫すれば、この構成順は実現可能です。それぞれのページ構成の役割をしっかりと理解して、まとまりのある社内報を目指しましょう!

 

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【執筆者】ディレクター後藤

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