ついついやってしまう!ダメな社内報をつくる悪い習慣

社内報担当者としてやってはいけないこと。それはダメな社内報をつくることですよね。

今回はついついやってしまう!ダメな社内報をつくる悪い習慣をご紹介します。紹介するのはすべて忙しくてついやってしまいがちなこと。ですがこれをやってしまうとダメ社内報に一歩一歩近づいていきますよ。良い社内報をつくるためにも、ぜひご参考ください。

 

 

1 原稿の締め切りを守らない

制作会社やデザイン会社は制作スケジュールに併せて人員を配置しているため、原稿の締め切りを守らないと制作側に迷惑がかかってしまいます。社内報にかかわる人が気持ち良く制作できるよう、締め切りは守りたいものです。また、入稿が遅れた分デザインや編集時間が少なくなってしまうためクオリティーが下がってしまいがち。良い社内報をつくるためにも、まずはスケジュールはきちんと守りましょう!

 

2 広報活動をしない

せっかく予算をかけて社内報を制作しても、その存在を告知しないことには読んでもらえません。

完成した社内報を配るときにはだまってデスクに置くだけでなく、メールで発行の連絡をしたり、朝礼でお知らせをしてもらうなど、多くの人が社内報の存在を知るように工夫しましょう。

 

 

 

3「ありがとう」を言わない

「社内報は業務の一環だから、協力するのは当たり前!!」そう思っている方はいらっしゃいませんか? 社内報制作が業務の一環であることはもちろん事実ですが、謙虚な心を忘れてしまってはいけません。担当者は社内報の顔です。悪いイメージを持たれては社内報も読んでもらえなくなったり、協力してもらいにくくなるかもしれません。社内報に協力してくれた方には感謝の気持ちを忘れずに!

 

4 校正数を重ねてしまう

初校、再校…気付いたら五校、六校と校正回数を重ねていた!なんてことありませんか? 特別な事情がないかぎり、社内報は三校までに校正を終わらせるのがベスト。校正数を重ねれば重ねるだけご担当者もチェックが必要になりますので、これでは自ら仕事を増やしているのも同然。「細かな文字修正であればまとめて次回修正時に」「編集委員から上がってきた修正はまとめて一度に」などご担当者自身で校正数は減らす工夫を心掛けましょう。

 

5 情報集めが「狭くて浅い」

企画に欠かせない情報収集。情報が顔見知りや身内ばかりの「狭い」ものや、深堀りしない活動報告などの「浅い」企画になっていませんか? 社内報の情報収集は「広く」「深く」が基本です。

自社だけでなく、業界全体や海外の動きなどの押さえる「広さ」と、専門的分野を深堀りしてみたり、ちょっと考えさせられるメッセージの発信を行う「深さ」の掛け合いが読者の支持を得るコツです。客観的な視点を忘れず社内報に新しい風を吹き込みましょう。

 

6 個人の趣味趣向で考える

例えばデザインには「かわいい」「かっこいい」などさまざまなテイストがあります。そのデザインテイストを決定する際、個人の趣味や趣向で決定していませんか? 読者層は30代が70%なのに、担当者の好きな渋めのデザインが採用されるなんてこと実はよくあるものなんです。担当者が気に入っていても、読者の支持を得られなければ読んでもらえません。担当者は常にターゲットである読者を意識することを忘れないようにしましょう。

 

7 予算のせいだとあきらめる

社内報が良くならないのは予算が低いからだとあきらめていませんか? 工夫次第では予算内でクオリティーを上げることも可能です。例えば全ページ取材・撮影を行う予算をかけられない場合、「しっかり伝えたい」企画のみプロに撮影してもらうなど、企画に優先順位を設けて予算を振り分けるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか? その他にも連載企画は2号分まとめてカメラマンに撮影してもらう企業様もいらっしゃいます。社員の評判の社内報ができれば予算がアップも夢ではありません! あきらめずに工夫してみましょう。

 

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【執筆者】

ディレクター後藤

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