【社内報】フェーズ別 校正のポイント

社内報担当の皆さま、こんにちは。

社内報制作にあたっては各フェーズでさまざまな工程があります。今回は原稿や写真が誌面に反映された「初校」「再校」「校了前」それぞれのタイミングで注意すべき校正のポイントをお伝えしていきます。

 

 初校

 

ワードやエクセルの情報がどんな誌面デザインになるのか、ワクワクするものですよね。
デザインがイメージどおりかを確認するのはもちろんですが、内容をしっかり確認することも大切な工程です。以下の点に留意しながら校正していきましょう。

 

✓ 制作会社に提出した原稿が反映されていますか?抜け漏れはありませんか?

✓ 誤字脱字はありませんか?

✓ 執筆者から手配いただいた原稿を変更しすぎていませんか?文意が変わっていませんか?

✓ 想定より原稿が少ない、または多くありませんか?

 

文字校正に加えて、デザイン面で修正がある場合は初校の段階で反映するようにしましょう。

ちなみに修正事項は赤字で書き込むのがおすすめです。
カラフルな紙面の場合、赤字で書いても目立たない可能性がありますので、そんなときは白黒でコピーした誌面に書き込むと良いですよ!修正箇所が目立ちます。

 

 

再校

初校の修正点が反映されているかを確認しましょう。
ある程度誌面も完成系に近づいていることから、協力者への原稿確認なども済ませるようにしてくださいね。
できれば初校の時点で協力者への確認は済ませておきたいものですが、完成系に近くないと見てもらえない…とお悩みのご担当者も多くいらっしゃいます。
そんなときは、原稿依頼時に誌面イメージをお見せしておくとスムーズに進行できますよ。定例記事の場合はバックナンバーをお見せする、新規特集であれば企画の意図を伝えるとともに、誌面ラフ案も添えて依頼するなど、事前にイメージを共有しておくと良いでしょう。

 

 

校了前

間もなく入稿のフェーズとなりますので、間違えたら刷り直しになってしまうような項目を確認してください。特に以下の項目は要チェックです!

人名・社名・役職・日付・発行号・ページ数

 

今回は、初校、再校、校了前と基本的なフェーズでの校正ポイントをお伝えしました。

なお誌面の内容によって、校了前に3校、4校と校数が増えることもあるでしょう。誤りを修正しなければならないのは当然のことですが、校数を重ねれば重ねるほど良いとは言い切れないものです。校数を重ねると時間も費用もかかりますし、何度もデータを触ることが事故につながるリスクとなることを忘れてはいけません。

フェーズごとに校正のポイントを押さえて社内報制作をしていきましょう。

 


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執筆者:ディレクター 高橋

紅茶はアールグレイが好きです。