インナーブランディングと社内報の関係

社内報担当者の皆さま、こんにちは。

社内報は会社の理念や経営方針などを伝える重要なツールですが、ただ発信するだけではなく、浸透させていくことも求められます。まさに、その活動がインナーブランディングと呼ばれ、社員や企業に属するメンバーにビジョンや理念などのメッセージをより深く理解してもらい、共感を得ることを目的とした活動です。今回は、社内報制作がいかにインナーブランディングと密接にかかわっているのかについてお話ししたいと思います。

 

まず初めに、インナーブランディングによってもたらされる効果について簡単にお話しします。

 

1. 社員同士の連帯感が生まれる

インナーブランディングを行うと、企業の理念やビジョンが社内に浸透し、社員全員が同じ方向へ進もうとするので、社員間で連帯感が生まれます。

企業の方針を知り、目標が明確になる分、社員は自発的に発言し行動できるようにもなります。社員が企業として働く実感を持てる。これが団結力につながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.社員の離職率を下げられる

インナーブランディングによって、企業の理念やビジョンに社員が共感するようになると、目標達成のために貢献したいという気持ちが生まれます。社員のエンゲージメントが高まれば、社員一人ひとりの仕事に対するモチベーションが上がり、結果的に離職率を下げることにもつながります。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、このような効果がもたらされるインナーブランディング。どうやって進めていくのかというと、その手段のうちの一つがまさに社内報です。

 

月に1回、季刊、半年に1回でも定期的に発行する社内報でメッセージを発信すれば、そのメッセージは社員に浸透していきます。また、企業から社員への一方通行や押し付けになり過ぎないように、社員のインタビューを入れるなど社員ができるだけ参加でき、読ませる工夫をした企画で制作すれば、さらに効果的です。社員個人だけでは、周りの部署の人たちといっても関わる範囲には限りがあるので、自分だけでは普段なかなか得ることのできない情報が掲載されることで、関心を持って読むようになるでしょう。

 

いかがでしたか?会社が発展するために欠かせないインナーブランディング。そしてその効果的ツールとしてまさに社内報はうってつけです。また、インナーブランディングの観点から社内報の企画を考えればさまざまなアイデアが生まれるはずです。

 

【関連記事】

改めて意識したい! 会社の理念の理解度
社内報で意識改革! 今こそSDGsの記事を書こう!

 

 

執筆者:編集ディレクターN

最近は、制作現場におけるクリエイティブというものへの研究テーマを模索する日々です。