社内報で「縁の下の力持ち」を紹介しよう!

今日は、いつもと違う角度から“会社の良さ”を紹介する企画についての話をします。

多くの会社では、社内報で「人物」を取り上げ掲載しています。原稿の形も様々で、インタビュー形式の取材をして原稿に起こす場合、Q&Aの質問シートを本人へわたして回答を執筆してもらう場合などです。

取材対象者としては

・社長や役員

・活躍した社員( 社内表彰を受けた者etc. )

・名物社員

・プロジェクトリーダー

などが多いですよね。上記のラインアップで社内報に登場する人たちは「皆が知っている人」がほとんどです。しかし、会社には、そういった人以外にも社内報で取り上げるべき人が存在します。それが「縁の下の力持ち」です。

 会社の方針を社内報の企画に落とし込む

普段スポットライトが当たらない人もすくい上げ、数字には表れにくいその功績を紹介する役割を社内報が担うことで、「人材」は「人財」と捉えているという会社の方針を全社へ向けて発信できるのです。

「製品開発秘話」を例に考えてみます。

こういった「開発秘話」を掲載している社内報は多いですが、

春号…製品Aの開発秘話

夏号…製品Bの開発秘話

秋号…製品Cの開発秘話

冬号…製品Dの開発秘話

といったように、毎号違う製品の開発エピソードを、それぞれのプロジェクト担当者にインタビューしていませんか?

発想の転換で、製品Aについて、号をまたいで様々な角度から掘り下げることをするのも一つの手です。

 

連載企画「製品Aはいかにして誕生したのか」

 

春号

プロジェクトリーダーに聞く!

「製品A開発秘話」

 

夏号

プロジェクトリーダーが認めたチームワーク!

「製品A開発チーム座談会~集まれ!縁の下の力持ち~」

 

秋号

製品Aの「今」を追う

顧客・市場からの反応を営業/CS担当者が生の声で届ける

いかがでしょうか?

上記の例のように号をまたいで取り上げるもよし、3パートから構成される大特集を1号・複数ページで一気に掲載するのも読みごたえのある特集記事になりそうです。

ここで大切なのは「製品A」に携わった縁の下の力持ちを、社内報という会社公認のツールを使って誌面で「労う」ことです。従業員満足度・従業員エンゲージメント共に上げる工夫を、社内報の企画に落とし込んでいきましょう。

執筆者:ディレクターA

十数年間の出版社勤務(雑誌・書籍編集部在籍)を経て(株)エンカウント入社。「社内報制作」でお困りの企業の方々のために編集者としてお力添えをする充実の毎日。マイブームは多肉植物の栽培。