ターゲットを絞った社内報が増えています!

「社内報は社員向けのみの媒体」「社内報は社員全員に配るもの」そう思っていませんか?

少子高齢化や外国人雇用、ダブルワークといった働き方そのものが多様化した現代社会において、顧客満足(CS)だけでなく社員満足(ES)の重要性が認知されてきました。

社内報もこの動きに合わせて「社員」という広義のターゲットでなく、家族向け、アルバイト向けといったターゲットを絞った社内報が増えています。

そこで今回は、社員の中でさらにターゲットを絞った社内報についてご紹介いたします。

「社内報を発行したのになかなか効果を実感できない」「反響がない」という社内報ご担当者のみなさま、ぜひご参考ください。

 

 

 

ターゲットを絞れば、より強く伝わる。

前述したとおり働き方そのものが多様化・複雑化した今、社員全員にウケる社内報を制作することはとても難しくなってきました。

にもかかわらず社員全体の広域をターゲットにしたままでは、伝えたいポイントがぼやけてしまいがち。特定のターゲットに強いメッセージを伝えたい場合はそれ専門の社内報制作をオススメします。

たとえ「予算がなくて別媒体を発行できない」という企業さまでも、それぞれ号ごとにターゲットを変えるのど工夫してみてはいかがでしょうか?

社内報の可能性を最大限に活用するためには、ターゲットを一括りにせず、細分化してみたり、幅を広げてみることも大切です。

 

 

 

1家族向け社内報

近年最も見られるようになったのが家族向け社内報。

社員の普段どんな仕事をしているか? 何の役に立っているか? ご家族は意外を把握できないもの。専門性の高い職種や先進技術を扱う企業の場合はなおさら「具体的にどんな仕事をしているか分からない」といったご家族さまが多いよう…。

ご家族に仕事について理解を深めてもらうことは、家族から毎日のサポートにつながり、つまりは社員満足にも直結すると、導入する企業が増えています。

発行体制も「一緒に暮らす家族だけでなく離れて暮らすご両親に送付する」「社員の子供に分かりやすいように絵本のような誌面にする」など、各社ターゲットに併せた工夫が見られます。

 特にご家族からのサポートが必要な転勤が多い・残業が多めなどの企業の皆さま、日頃のサポートの感謝のしるしに導入してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

2働くママ向け社内報

特に女性が多い企業や乳幼児製品を取り扱う企業に見られるようになりました。ターゲットを「働くママ」に絞ることで、よりリアルで切実な社員の声をボトムアップできたり、読者同士で役立つ情報や福利厚生などを共有できます。こうした活動が社内での仲間意識の醸成、働きやすい環境の育成に貢献していくと考えられています。事実、読者からは社内報を配ることで「他の社員からの理解も得られ働きやすくなった」と好評だそう。

会社にとっても社員満足、離職低減などの効果とともに、“女性が働きやすい会社”というPR活動やリクルート活動にも横展開できます。「女性社員が多い」「女性の就職率が延びない…」という企業の方、ご検討されてはいかがでしょうか?

 

 

 

3アルバイト向け社内報

小売りや飲食を運営する企業での導入が進んでいます。本社や本部で働く社員と、現場で働く社員では感覚や意識、情報のニーズ・年齢層にも大きな差があります。そこで現場の戦力であるアルバイト・パート向けにターゲットを絞り、年齢層に受けるデザインと現場目線でメッセージを訴求しています。

また現場では、どうしても店鋪ごとの単位で仲間意識や仕事に対する価値を考えがち。「もっと大きな視野で仕事のやりがいを見つけてほしい」「全国にいる仲間の存在を感じてほしい」と感じている本社・本部の方も多いのではないでしょうか? 近年深刻化する人員不足を解決する糸口の一つとして導入を検討されても良いかもしれません。

 

 

 

社内報はインナーコミュニケーションの一つです。

社員というターゲットを一括りにせず、どんな人が働いているか? どんなニーズがあるかなど、もう一度見直してみましょう!

 

 

 

【執筆者】

ディレクター 後藤

髪切りたい欲が高まっています。