夏の社内報に多い企画で、マンネリ化を防ぐには?

ゴールデンウィークが終わった5月中旬は、夏号の内容を検討し始めるタイミングです。季刊発行の場合、春号の新入社員紹介、冬号の役員挨拶などと比べれば、夏号で毎年掲載される定番記事は少ないかもしれませんが、旅行や夏休みに関する話題など、掲載されることの多い企画はあります。

毎年掲載されるような企画は、同じようなコンテンツになってしまいがちです。マンネリ化を避け、読者に新鮮な気持ちで読んでもらうためには、少しでも内容に変化をつけていくことが大切です。それが社内報の閲覧率を上げることにつながります。

今回は、夏に多い企画を、いつもと異なる形で掲載するアイデアをご紹介します。

 

「旅行」を軸に、もう一つ要素をプラスしよう!

夏には長期休暇がある企業が多いため、旅行に関する企画は掲載される機会が多いです。たとえば「この夏におすすめしたい旅行先」を社員から募集する、という企画が続いている場合、どうしても毎年同じような紙面になってしまいます。変化をつけるためには、同じ旅行に関する投稿企画であっても、もっと踏み込んだ設定が必要になります。

たとえば「子ども時代、夏に行った旅行の写真」と題し、社員の方々が子どもの頃に行った思い出の旅行の写真を募集してみましょう。同僚の子ども時代の写真を見る機会はあまりないので、貴重な機会として社員同士の会話のきっかけにもなりやすいです。

その他、旅行先では食事を楽しみにする方が多いことから「旅先で出会ったグルメ」と題して食事にフォーカスしたり、夏は旅行先に奇麗なビーチが選ばれることが多いので「自分史上最高の、海の景色」として海の写真を募集したりすることもよいでしょう。

また、単に社員から集まった写真やコメントを配置するのではなく、それらをもとにさらに情報を広げられると読み応えが増します。例えば「旅先で出会ったグルメ」なら、紹介されている料理を食べられるお店が会社の近くにあれば一緒に紹介すると、気になった読者が実際にそのグルメを楽しみやすくなるでしょう。

 

このように「旅行」をキーワードにして、さまざまなアイデアをつなげていくことで企画に広がりが出ていきます。

掲載機会の多い企画は、安定したファンを獲得できる反面、掲載の仕方次第では回が進むにつれて新鮮味が薄れていくというデメリットも考えられます。読者に「また同じ」と思われないよう工夫を重ね、フレッシュな話題を読者に届けていきましょう!

 

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ディレクター:今枝
旅行先はいつもと違うネタの宝庫です。テーマに工夫を加えながら、色々な企画に生かせるといいですね。