社員以外に読んでもらう社内報

社内報は、企業から社員へ伝達したいメッセージの発信、社員間のコミュニケーションとして「社員のみが読む」ことを前提として制作されていることが多いツールです。しかし、社員だけではなく、社員のご家族や、内定者にも対象を広げて配布することで、その効果を高めている事例もあります。

今回は社員以外に読んでもらうことの効果と、その企画についてご紹介します。

 

■For ご家族

ご家族に自身がどんな仕事をしているのかと聞かれて、口頭で具体的な仕事内容を説明するのはなかなか難しいものです。一方でテレワークで在宅勤務が浸透している昨今、ご家族に仕事内容を理解してもらうことの重要性が高まっています。在宅勤務中は必然的にご家族が同じ空間にいる中で業務することになりますが、ご家族から仕事への理解が得られていないと居心地が悪くなってしまい、仕事の能率が下がってしまう可能性もあります。そこで社内報を活用していただき、ご家族にも「こんな仕事をしているんだ」と理解してもらうことができれば、仕事へのモチベーションを高めることもできますし、在宅勤務についても理解と協力をしていただける環境を作りやすくなります。さらに社員のご家族に「会社のファン」になってもらうことができれば大成功です。

では、社員のご家族に読んでもらうきかっけとなる企画とはどんなものが考えられるでしょうか? たとえば、以下のような企画が考えられます。

 

<企画案>

・「誌面で社会見学」

社員のお子さまに向けた企画として、子どもにもわかりやすくどんな職場で、どんな仕事をして、どんなお客さんに届けられるのか?を社会見学に見立てて紹介してみましょう。ポイントとしては子どもに説明しても分かりやすいように、業界用語や専門用語を使わずに簡単な言葉で紹介することです。

・「わたしの家族自慢」

仕事以外のプライベートの時間で、ご家族とどう過ごしているかを紹介。お子さんが書いてくれた感謝のお手紙や似顔絵もぜひ掲載してみましょう。自身のモチベーションアップのほか、社員同士の話題の一つとなり、コミュニケーションの活性化にもつながります。また、掲載されているご家族も、自分が載っているページは気になりますので、社内報に興味を持つきっかけになるでしょう。

 

■For 内定者

次年度の内定者に向けた企画を社内報にも取り込んでみましょう。

内定者が触れてきた情報の多くは「採用広報」というあくまで外部に向けた情報です。つまり、入社前と入社後のギャップがないかどうかを不安に思っており、新卒学生であれば内定が出てから入社までに長い期間が空いてしまうのでその不安はさらに大きくなってしまうことでしょう。そんな内定者とのコミュニケーションにも社内報は活用いただけます。

 

<企画案>

・「もうすぐ先輩! 1年目社員の後輩たちへのアドバイス」

入社1年目の社員が入社後に驚いたことや、感じたギャップなどを座談会形式で語る企画です。自分が入社を控える内定者だったとしたら、事前にどんな準備をしただろうか?といったことや、入社前に抱えていた不安がどのように解消されていったのか?など学生に近い1年目の社員目線で語る企画です。

・「部門紹介!私たち、こんな仕事をしています!」

社員であれば他部門の仕事もある程度理解できるのに、あえて社内報に載せる意味があるのか?と思われるかもしれません。しかし、部門の中で流行していることや、人間関係などは他部門からは見えないことも多々あります。特に、内定者にとっては「配属先にどのような先輩たちがいるのか?」ということは最大の関心ごとと言えるので、企画として掲載する意味は大いにあります。

 

いかがでしょうか。

読者をご家族、内定者へと広げることで社内報の効果も拡大できます。しかし、社内の機密情報を拡散してしまうリスクもありますので、掲載する内容には十分な検討が必要となります。機密情報を含む記事は社内報ではなく社内でのみ閲覧できる共有サーバー上に載せるなど、情報発信の場を分けるなどの手段の構築も検討してみてください。

 


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執筆者:ディレクター 大原

最近になって父親がどんな仕事をしているのか分かるようになりました。