社内報 図形を効果的に使おう!

あなたの社内報、文字ばかりになっていませんか?

内訳を示すときは円グラフ使えば分かりやすくなるように、社内報も図形を使うことでより分かりやすく・伝わりやすくなります。

今回は例を挙げながら基本的な図形が持つ特徴についてご紹介していきます。それぞれの図形が持つ特徴をしっかり理解すればより訴求力のある誌面が完成しますよ。

社内報だけでなく、各資料づくりにも応用が効きますので、ぜひご参考ください!

 

 

 

図形が持つ特徴

人は文章よりも視覚イメージの方が強く印象に残るとされています。それぞれの図形が持つ特徴を理解すれば、情報をより強く的確に伝える手助けになります。

 

 

例えば中期目標や経営計画など、具体性の高い概念を表すときに使います。

角がある長方形は、変わることのない確固たる想いや信念などを表現するときに使うと、読者により強く印象付けることができます。

 

 

 

具体性の低い概念や思想などを表すときに効果的です。

ゆったりとした角がない楕円は、思想や考え方、広義でのカテゴライズをするときなどに向いています。

 

 

 

主に上下関係を表すときに使います。三角形を用いた食物連鎖の図は誰もが見たことがあると思います。社内報の場合、例えば製品のランク分けや顧客満足度のレベルなどはっきりとした上下関係を示すときに使用しましょう。

 

 

 

プロセスを表すときに効果的。

フローやスケジュール作成などでよく使われる表現ですよね。 矢印(→)を使われる方もいますが、矢印は変化や始点と終点を示すイメージでもあるため、意味が混在してしまいそうなときは箱矢印を使うのが得策です。

 

 

 

図形を使ってみよう!

それでは、実際に図形を使って表現してみましょう!

例えば社内報の目標を示す場合、文章で表すと下記のようになります。

「社内報発行の目的は、まず企業理念を社員を伝えることです。次に企業理念に基づいた主体的な行動を促す役割を担っていきます。最終的には、社員一人ひとりが経営的な視点を持って、物事を考えられる組織づくりの一端を担うことが社内報発行の目的であると考えます」

これではなかなか読んでもらえないですよね…。プロセスを説明するときは文章よりも図式化してしまうのがオススメです。

 

 

それでは、先に説明した「箱矢印」を使ってみましょう!

図式化することにより、感覚的に理解しやすくなりましたね。

かつレイアウトにも変化が生まれ、より見栄えする誌面デザインになりやすいと考えられます。

 

 

さらに見やすくするなら色にもこだわりを

「せっかく図形を入れるんだからカラフルな色を付けたい!」そう思っても、ちょっと待った!

図形の色数が多すぎると、注目すべき箇所が分かりにくく読者を迷子にさせてしまいます。

意味のない色を使うよりも、テーマカラーを1色決め、あとは色の濃淡程度で表現する方が見やすくより印象的になります。
 
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【執筆者】

ディレクター 後藤