「アレもコレもと詰め込みすぎて、誌面がごっちゃり…」「すごく充実したコンテンツなのに、反響が少ない気がする」。渾身の記事だったのに読んでもらえないというのは、社内報担当者のあるあるかもしれません。
写真や文章といった素材の質が十分であれば、あとは調理法次第で「おいしい(読まれる)記事」が完成します。読者をひきつける“調味料”のひとつが「視線誘導」です。目の動きという人間の特性を生かして、伝わりやすく、反響の出やすい記事を目指しましょう!
数字、色、かたち。デザインの力で視線を動かす!

伝えたい内容を長文でまとめてしまうと、読み手のハードルが上がりますし、書く方も大変です。とはいえ、短文が点在しているレイアウトは、どこから読んでいいのか、何が重要なのかが曖昧になってしまいます。パッと目を引き、スイスイ読める記事制作に向けて、デザインの力を活用してみましょう。
Point1 視線をピタッと止めるためのテクニック
- 見出しをドンと大きくして、本文を小さくし、「ジャンプ率(メリハリ)」を高めます。ダイナミックなデザインで、視線を自然に誘導することができます。
- 人のイラストや写真の目線を生かすのも手。人物の視線が向いている方へ、読み手の視線は誘導されます。
Point2 読んでほしい流れをつくるテクニック
- 王道ですが、「1 2 3」「A B C」のようにナンバリングをすると、無意識のうちに順番通りに視線が進みます。
- 背景にあしらった図形に大小をつけてみます。例えば、一番読んでほしい箇所を大きな丸にし、段々小さくしていくと、大きいものから読んでもらえます。
Point3 仲間分けをするテクニック
- 関連する情報は1つのゾーンにまとめ、その周りに適度な余白をつくります。そのゾーン内で視線を完結できます。
- 余白が取れない場合は、色でグループ分けをするのもおすすめです。同系色の中にひとつ違う色があると、無意識に別項目として認識してもらえます。
横書きの大原則。「Zの法則」を意識しましょう

横書きのレイアウトで押さえておきたいのが「Zの法則」です。横に読む時は上左→上右→下左→下右というように、Zの字を描くように視線が動きます。一番訴えたいタイトルは左上に、記事の着地点(募集要項など行動につながるもの)を右下に置くと、スムーズに読みやすくなります。

「Zの法則」と近い考え方として「グーテンベルク・ダイヤグラム」があります。
これは、視線が左上からスタートして、水平方向に揺れながら右下のゴールにたどり着くという動きを表したものです。右上と左下は通過するときに目を向けていく(ちらりと見る)領域で、とくに左下は目線が届きにくくなります。
例えば、構成に起承転結をつけるなら、左下を「転」の場所にして、コラムやコメント集といった軽く読めるコラムを配置するのもポイントです。「転」は読み飛ばしても本筋には影響はありませんが、記事全体の説得力や満足度を高める要素となります。
タテのレイアウトは「Nの法則」で全体を構成

一方で、縦読みの大原則が「Nの法則」です。新聞や小説を読むときには、右上→右下→左上→左下の順で読みます。この流れをページ全体のレイアウトにも生かして、まず目を留めてほしいタイトルを右上に、行動につながる問い合わせ先や日時・会場などのデータを左下に置くと、読み手が違和感なく読むことができます。
ちなみに縦書きの場合、アルファベットが混在すると読みづらさが増してしまいます。製品名やプロジェクト名などに英語表記が増える記事は、横書きのレイアウトで企画するといいでしょう。
このような「視線誘導」のテクニックは、身近な雑誌や広告でよく用いられています。意識して眺めてみると、思わぬアイデアに気づいてワクワクしてくるはずです。
とくに視線を奪われるページがあれば、その構成をぜひヒントにしてみましょう。誌面のマンネリ化を防ぐ手立てにもなるはずです!
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【執筆者:ディレクターF】
1日7000歩が理想と言われていますが、毎日の通勤では4000歩がMAX。1駅分ウォーキングを頑張りたいと思います。。
